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Schneider-Kreuznach Componar 75mm F4.5

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引き伸ばし用レンズです。
75mmという事は、6×6版用の引き伸ばしレンズだと想像しています。

Schneider-Kreuznach (シュナイダー・クロイツナッハ)はドイツの光学メーカーで、あのライカにもレンズを供給していた名門です。

描写性能はかなりのものなのですが、このレンズ、絞りの形が特異で4枚羽根。

かっちりした正方形になります。
Wikipediaによると、こんな説明がされています。

3群3枚。極めて希な正方形絞りを採用しているので一般撮影に使用する場合はこの点に留意したい。
背景に光源ボケが入ると四角い白いパターンが入り極めて不快な画像になる。
但し、接写性能は非常に高い。

真四角な絞りって…

こういうのを知ると、溜まらず手を出してしまいます。
(困ったもんだ…)

ebayで入手して、送料込みで約5千円。

届いたレンズは曇りも、傷も無く、とても綺麗なものでした。

しかし、この小ささときたら…


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絞り開放 F4.5

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絞り F8 ご覧の様に、見事な正方形です。(笑)

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以前、手に入れた Konishiroku Konitor 50mm F4.5 よりも小さい…

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このCマウント→L39マウントの変換アダプターを見つけて、ようやくレンズとして組めました。




75mmという焦点距離で考えるとかなり小さいと思います。

しかもCマウント(25mm径)らしく、アダプターが作れない。

フィルター用のステップアップリングを購入して使おうとしたら、嵌まらない…

ネジのピッチが異なる様です。

そこで色々探して、Cマウントの変換アダプターを手に入れ、ようやく組み立て。

さて、その写りは?

絞り開放だと問題はありません。

一段絞ってF5.6に

しっかりと正方形の絞りになります。


ピントを合わせて撮影したら…


背景は独特のボケ味を発生させます。


まるで壁紙の様な独特のパターン。


これを不快と思うか、面白いと思うかで評価は二分されると思います。

個人的な感想としては…

有り


ですね。


まるで水彩画の筆のタッチの様に背景ボケが出る様に工夫すると、面白い絵が作れそうです。

ピントがシャープなだけに上手く背景とのバランスを保てば、かなり使えそうなレンズです。



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キバナコスモス
背景が四角い絞りの影響で、まるでパターンのついた壁紙みたいになっています。

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シジミチョウ
背景の硬いボケは好みの分かれるところでしょうが、対象物によっては有りなのではないかと思っています。

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トンボ
ピントの芯は素晴らしいと思います。

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絞り開放でも解像度はかなりのもの

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猫の置物
四角い背景のボケのせいでより造型物の様に見える気がしています。


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【2018/11/13 22:57】 | オールドレンズ
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今はカメラ事業から撤退してしまったカメラメーカーにトプコン(TOPCON)という会社があります。
現在は、土木用の測量機器や眼科医療機器などを作っている会社です。


歴史は古く昭和7年(1932年)創業。
元々は日本陸軍の測量機器や照準機器などを製造する為に作られた国策会社でした。

戦後、民生品製造会社としてカメラ製造をスタートさせるのですが、昭和56年(1981年)に一般用カメラ市場からは撤退しています。

その間、各種のカメラを製造していますが、35mmフィルム使用のカメラとしていち早く一眼レフの製造に参入したメーカーでもあり、1963年に世界初のTTL開放測光方式を取り入れたカメラ TOPCON RE superを発表するなどその技術力は高く評価されていました。


ただ、直線主体のデザインで、個人的にはなんかへんちくりんなカメラのイメージが強かったのですが、三菱の創始者 岩崎弥太郎氏の甥 小弥太氏が創設し、日本海軍の光学機器一切を取り仕切っていた日本光学(現 Nikon 戦艦 大和に搭載された世界最大の15m測距儀は日本光学製でした。)同様、兵器メーカーの作らしいと言えばそういえるかも知れません。
当時は、陸のトーコー(東京光学)・海のニッコー(日本光学)と並び称されていたとの事です。

Nikonも最初の一眼レフカメラ Nikon Fのシャッターボタンの位置が独特で、その為に指が曲がってしまったプロカメラマンもいたという逸話が残されており、扱いにクセはあるものの、その堅牢さには定評がありました。

TOPCON製もかなり堅牢なカメラだった様です。
『アサヒカメラ』のテストレポートに大きく重い、しかし頑丈で「軍用カメラ」と揶揄されたという話も残っているとか…。

そんなTOPCONのカメラ…

主力の一眼レフカメラのシリーズは口径が小さい、しかもマイナーなエキザクタマウントを採用していた事もあり、まず興味はありませんでした。

ところが、出張の移動の途中に覗いた大垣のハードオフで、ジャンク品コーナーに沢山のフィルムカメラと共に箱に入れられているカメラを見ていたらTOPCONのカメラがあったのです。

TOPCON uni?

はて??

見た目は一眼レフですが、レンズを覗くと

「ん?」

レンズ内にシャッター幕が…

「何だ!これ?」

値札が付いていなかったので、安かったら買ってみようかなと思いました。

そのジャンク箱は殆どが540円のカメラばかりで、他にも気になった540円のカメラ2台(MAMIYA 35とRICOH ELENICA 35)と共にカウンターへ持って行きました。

「これ、幾らなんでしょう?」

店員さんも

「ん?」

値札が無いのを確認して、

「どの箱にありました?」

と聞いてきたので、

「この箱ですよ。」

とジャンク箱を指差すと

「540円で良いです。」


やった!!


ウソは一切言っていないのですが、正直、心の中ではガッツポーズしていました。(笑)

一応、一眼レフだし、壊れてはいそうだけど、レンズはクリアだったし、2,000円以下だったら買おうかと思っていましたから。

持ち帰って調べてみると、レンズシャッター式の一眼レフカメラでTOPCONの廉価版シリーズのカメラのひとつでした。

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大垣のハードオフでゲットした3台

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TOPCON uni

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レンズマウントの後ろ側にレンズシャッターが付いています。


しかし、ちゃんとシリーズ展開もされていた様で、UV TOPCORという名のシリーズの交換レンズもあるとの事。

ハードオフで手に入れたカメラは、残念ながら既に故障していてうんともすんとも動かず、お亡くなりになっている様でしたが、試してみたいのはそのレンズ。

しかも、シリーズ展開しているという事なら、他のはどうなんだろう?

ふと気になってヤフオクで見てみたら…

35mm F3.5、100mm F4、135mm F4の3本組の交換レンズが4,500円でオークションにかけられていました。

「安っ!?」

商品説明にはカビ有り、クモリ有りとの事だったのですが、少々面白半分で入札したら、あっさりと落札。


数日後には我が家に届いていました。

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ヤフオクであっさり入手できてしまった3本

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TOPCON uni と交換レンズ


もともと、あまり興味の無いレンズだったのもありますが、壊れてもいいやとばかりに、クリーニングの練習がてらカビをカビキラーで落とし、クリーニングしてみる事に。

レンズの構造も簡単で、簡単に分解できてしまいました。

コーティングもかなり丈夫な様子でしたので、クリーニングをしたのですが、コーティングも剥がれる事無く無事。

しかし、どうしても取れない油膜の様なシミが残るので、意を決して超音波洗浄器を使ってみる事にしました。

元々メガネ、レンズ用だし…

大丈夫…だろ?

工夫しながらチャレンジ数回。

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超音波洗浄器
意外と威力はあるみたいで、レンズのコバ塗装が剥がれ落ちた事も…


最初は中性洗剤を2滴ほど落として2回洗浄。

更に器を洗ってから、水だけにして2回。

取り出したレンズから水滴をブロワで飛ばしてみたら…

ばっちりクモリも取れ、幸いカビも中までは根を降ろしていなかったらしく、すっかりキレイになりました。

こうなると、可愛くって仕方なくなります。


UV TOPCORのシリーズは廉価版という扱いでもあり、少々おもちゃチックな外観なレンズなのですが、意外と描写の評判は高い様です。

ただ、レンズシャッターという構造上、カメラマウントが特殊なのですが、フランジバックは大きいので改造は出来そう。

絞りはレンズ内にあるのですが、問題は絞りのリングはレンズ側ではなく、カメラ側に付いているという事。

つまり、カメラ側からマウントだけではなく、絞りリングも移植しなければなりません。

比較的構造は簡単なので、購入したものの故障品だったTOPCON uniからレンズマウントとその下の絞りリングを取り外し、いつも通りPixcoのヘリコイド付マクロチューブを利用して改造ヘリコイドマウントアダプターを作る事にしました。

問題はフランジバック。

絞りの調整リングはカメラ側についており、それを移植する事が出来れば、マウントアダプターとして機能します。

多少苦労はしましたが、Pixco M42-M42 ヘリコイド付マクロチューブ 17-31mmにスペーサー代わりのステップアップリング+ステップダウンリングをかませ、更にその前にスペーサーを入れて、何とか完成。

最終的なスペーサーの寸法出しに苦戦しました。

幾らかオーバーインフなのですが、使用上はほぼ問題なし。

レンズ4本なので、ちょっとしたシステムとして充分に機能します。

ただ、レンズリアキャップだけは見つからず、これだけはどうやら自作するしか無い様です。

ヘリコイドマウントアダプターに取り付けて、試写してみると、写りのシャープさ、切れの良さはなかなかのもので、すっかり魅了されてしまいました。

描写の点ではNikonよりも階調が豊かで、ボケ味を含め、こちらの方が好みです。

ただ、レンズの外観だけはどう見てもチープそのもの。

プラスチックむき出しの距離計リングと、印刷された薄い金属板をビスで留めた距離指標は何とも安っぽい。
レンズの所有欲という観点から見ると、これは失敗作としか言い様が無いです。

レンズの描写の素晴らしさと、レンズの外観とが明らかにかけ離れています・・・(笑)。

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完成したマウントアダプター
欲しい人がいるとはとても思えないけど…(笑)



そんなある日、たまたま覗いたハードオフでKenko TELEPLUS(カメラとレンズの間に挟んで焦点距離を倍にするコンバーターレンズ)が幾つかあったので、見ていると、中にTUというタイプが見つかりました。

TU?

はて???

ただ、そのレンズマウント何だか見覚えが…

ひょっとして?


内蔵されているレンズも悪くは無く、売値も300円と格安だったので購入してしまいました。

そして、UV TOPCORに嵌めてみると、ビンゴ!!

何と、UV TOPCORにもこんなものが発売されていたなんて…

おかげで、レンズを買い足す事無く、お安く200mm、270mmレンズが手に入りました。

まあ、開放絞り値F8と暗くはなりますけど、主力レンズでは無いので問題は無いでしょう。

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なんと UV TOPCOR 用のテレプラス
こんなのもあったなんてねぇ…



さて、オークションで入手したレンズですが、レンズキャップも、レンズリアキャップも付いておらず、手軽に持ち出す事が出来なかったのですが、レンズキャップは汎用品を利用するとして、リアキャップはどうにもなりませんでした。

オークションも、中古カメラ店のサイトにも見当たらず、途方に暮れていたのですが、Canonのレンズリアキャップで仮にカバーしているというネット情報があり、Canon FDレンズのリアキャップを使って、自作する事にしました。

汎用品のCanon FDレンズ用のリアキャップを幾つか入手して、それを卓上旋盤で削って改造。
ただ、若干噛み合わせがきつく、多少削りこみが必要でしたが、これは何とかなりました。

ところが、UV TOPCOR 100mm F4はそれで大丈夫だったのですが、他のレンズはいずれもレンズが飛び出しており、上手く嵌まりません。
そこで、もうひとつレンズリアキャップを加工して深さを増して使う事に。

3つ分のレンズリアキャップを切り出して、そこの部分を足す事にして、それをエポキシ接着剤で貼り合わせました。

何とか3本分は作ったので、これでやっと気軽に持ち出せます。

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完成したレンズリアキャップ


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レンズ洗浄後に起こった珍事
UV TOPCOR 35mm F3.5ですが・・・

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試写したら…!!!
なんじゃこりゃ!!!

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何の事はない、レンズの組み間違いしてました。
後群の一枚を前後逆にね…

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UV TOPCOR 50mm F2

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UV TOPCOR 100mm F4

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UV TOPCOR 135mm F4

シャープだし、階調も豊かな好いレンズだと思います。
ただ、鏡筒の作りが何ともチープなのがねぇ…


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【2018/05/17 16:19】 | オールドレンズ
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Konishiroku konitor 50mm F4.5
買って帰ってからのテスト状態


出張先のハードオフのジャンクコーナーのガラスケースの中に不思議なレンズを発見しました。
箱入りのそれは、クラシカルな雰囲気を醸し出しています。
レンズそのものは、戦前か、戦後すぐの時代のベスト版あたりのカメラに付いていた様なレンズです。
何だ? これ?

値札を見ると、500円。

ワンコイン…

面白そうなので、見せてもらう事に。

通常のカメラ用のレンズではなく引き伸ばし機用のレンズ。
ヘリコイドが無い、可愛い小さなレンズです。

箱にはENLARGING LENS、レンズ正面にはKonishiroku Konitor 1:4.5 f=50mmとの刻印があります。

Konishiroku 小西六製となれば、日本で最初にカメラを作ったメーカーとして有名です。
現在は、MINOLTAと合併し、KONICA-MINOLTAとして存在しています。
合併して以降、カメラ製造からは撤退してしまいましたが、事務機器を中心とした光学機器の製造は行っており、昔よりその技術力は高く評価されています。

その小西六 KONICAのレンズブランドとなると、HEXANONは知っていますが、Konitorというブランドは知りませんでした。

調べたところ、Konitorはトリプレットタイプの、廉価版のカメラに取り付けられていたレンズで、そもそもはコニレットというカメラに取り付けられていたものと同じものの様です。
それを元に、引き伸ばし機用として流用したものらしい…です。

そのせいか、レンズそのものはレトロな佇まいなのですが、周りの絞りの調整リングと明らかな違和感があります。

それでもレンズそのもののがレトロな感じが気に入りました。

トリプレットタイプのレンズでしたし、ワンコインだし。

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箱入りでわずか500円

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状態は良好でした。

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何と簡便なつくり!!
暗室で絞り値が見える様に工夫されています。


レンズ周りに絞りの調整リングは付いているのですが、これが実にチープな作りで、外枠にブライトフレームがあって、そこに絞り値が刻まれており、絞り値の位置の外枠には溝が切ってあります。
その溝に金属ばね状の板が噛み込んで、指した所が絞り値になるというもの。

作りがあまりに簡便すぎて、思わず笑ってしまいました。

きちんと絞りも動きますし、レンズもクリア。

あっさりお持ち帰り。


マウントはスタンダードなL39でしょうし問題ないかと…


さっそく、M39-M42のステップアップリングをかませてM42のマウントアダプターに取り付けてテストしてみましたが、使えそうです。

写りも中央部の解像は良好で、周囲が暴れるトリプレット独特の写り。

何より、軽量小型なのが気に入っています。


ただ、ヘリコイドが無いと、このままでは使えないので、先に作ったEL-NIKKOR 50mm F2.8用に準備していたM39-M42アダプターリング+Pixco M42-M42 ヘリコイド付マクロアダプター 25-55mm+Pixco M42-Eマウントアダプターに組み合わせてみたところ、幾らかフランジバックが足らず、無限遠が出ません。

そこで、在庫で置いてあったPixco M42-M42 ヘリコイド付マクロアダプター 17-31mmに組み合わせる事にして、M39-M42アダプターリングを購入して組み立ててみたのですが、今度ははるかにオーバーインフ。

さすがにこれでは使いにくいので、八仙堂製のM39保護リングを使ってスペーサー代わりにしようとしたら、今度は上手く止まりません。

どうやら、M39保護リングだとねじ込み深さが足りないらしく、レンズがぐらぐらしてしまいます。

L39のライカマウントはメートル法ではなくインチ法らしく26山/1インチらしく、これがほぼ1mmピッチの為、概ね流用は効くらしいのですが、今回は無理でした。
ねじ込んで、マウント面がお互いに接触しないとちゃんと固定出来ないらしい…

仕方ないので、別の方法を考えて、それならばとM42マウント用の7mm、14mm、28mmの3リング組み合わせのマクロリングを買う事にしました。

これならの7mmのものがちょうど寸法的にも大丈夫そうでしたから。

結局、Konitor 50mmレンズ+M39-M42アダプターリング+7mmM42マクロチューブ+Pixco M42-M42 ヘリコイド付マクロアダプター 17-31mm+Pixco M42-Eマウントアダプターという組み合わせでバッチリ。

若干オーバーインフの様ですが、これは今後微調整の予定。

いずれにしても、ノスタルジックな描写が楽しめそうです。


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暗室で絞り値を表示する為の穴が右側に開いていますが、カメラレンズとして使うには、光線漏れの原因となってしまいます。

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そこで小改造。
植毛紙を準備して…

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サークルカッターで切り出します。

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切り出した植毛紙

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両面テープで貼り付けます。

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これで、遮光成功。

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最終的にはフランジバックの調整をしてこういう状態になりました。
撮影を楽しみましょう。


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【2018/05/17 14:59】 | オールドレンズ
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Meyer-Optik Gorlitz Telefogar 90mm F3.5

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ネット情報でぐるぐるボケの発生する魅力的な描写をするレンズとの情報を得て入手しました。

Meyer-Optik Gorlitzの製品。

何故か東ドイツのこのメーカーの製品、後継のPENTACONブランドのものを入れると、既に10本を上回る数を手に入れています。(汗)


Meyer-Optik Gorlitz Orestegon 29mm F2.8
Meyer-Optik Gorlitz Domiplan 50mm F2.8
Meyer-Optik Gorlitz Telefogar 90mm F3.5
Meyer-Optik Gorlitz Orester 135mm F2.8
PENTACON ELECTRIC 135mm F2.8
PENTACON AUTO 200mm F4
PENTACON AV 80mm F2.8
PENTACON AV 100mm F2.8
PENTACON AV 140mm F3.5
PENTACON 150mm F2.8


まあ、優等生的なCarl Zeissに比べ、クセがあるのと、安価なのが魅力でついつい手を出してしまっているのですけども…


Meyer-Optik Gorlitz Telefogar 90mm F3.5はもともとAltixというレンズ交換式カメラ用のレンズとして作られたもので、他のマウントのものは、ほぼほぼ改造品らしいです。

ebayで見つけて入手したのですが、その説明にはエキザクタマウントと書いてありました。

ところが届いてみて、マウントアダプターに嵌めてみようとしたら嵌まらない。

調べてみると、形状が全く異なっていました。

幸か不幸か、純正のAltixマウント用のレンズでした。


普通なら文句を言うべきなのでしょうが、改造前提ですので、とにかくレンズが良好であれば問題なし。

でも、ある意味希少な純正のAltixマウントレンズ、エキザクタなら切った貼ったもしたでしょうけども…



Altixカメラはドイツ ドレスデンのAltissa社によって、1939年に最初のタイプが製作されたカメラで、第二次世界大戦による製造中断はあったものの、戦後復興に成功して生産を再開し、1959年までは新型の開発も行っていた様です。

しかし、東ドイツの国家方針の下、1958年に後のPENTACONに吸収されてしまいます。

以後1970年ごろまで、Altixカメラの生産は続けられたものの、開発は止まり、やがて消滅しています。


Altixは当初レンズ固定式のレンズシャッター式カメラとして開発されていますが、1954年のAltix V型でスピゴットマウントのレンズ交換式のレンズシャッター式カメラになっています。

Meyer-Optik Gorlitz Telefogar 90mm F3.5はこのAltix V型以降のタイプの交換レンズ用として作られたものだそうです。

元がレンズシャッター式カメラの交換レンズという事で、フランジバックも長めで改造は出来そうです。

アルミ製のボディに黒いパーツのお洒落な外観のレンズです


何はともあれ、独自マウントなので改造には工夫が必要になってしまいます。

当初、元々のレンズ側マウントの取り付けネジを利用して、Pixco製のM42-minolta SRマウントアダプターを共締めしてしまうつもりでした。

ただ、元々のマウントのバヨネットが邪魔をするので、その分M42-minolta SRマウントアダプターを削り込んで、何とか嵌められる様にして、ネジ穴を開けたのですが、その位置がちょうどマウントアダプターの段になっている箇所になってしまう。

一度開けてみて合わせたのですが、ネジのかかりも悪く、結局ぐらぐらしてしまってうまく行きませんでした。

悩んだ末にフランジバックを測り直してみると、いくらか余裕がある事が判ったので、間にスペーサー代わりに37-52mmステップアップリングを改造したものを挟んで、ステップアップリングにそれぞれネジ穴を開け、止める事にしました。

ただ、その位置が罫書けない。


仕方が無いので、採寸して、CADで図面を引き、穴位置とバヨネットの爪の位置、大きさを確認。

それをプリントアウトしてステップアップリングに貼り付け、加工位置確認をする事にしました。

さて、穴を開けてあわせてみると、無限遠が出ない…

思ったよりもステップアップリングを削らないと駄目みたい。
(結局ステップアップリングのリング部分全てを除去する結果に…)


穴を開け、極限まで薄くしたステップアップリングを介して、M42-minolta SRマウントアダプターを取り付け、ようやく改造終了。

Altixマウントには復旧出来る様にはしたのですが、マウントを取り付けていたネジが行方不明に…

おそらくは元に戻すことは無いんだろうなぁ…


と思って諦めるしか、無いです。(笑)

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Altixマウント
このマウントアダプターはかなり希少だし高価

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穴だらけのマウントアダプター…(笑)

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上手く取り付けられなかったので、追加のステップアップリング
削りまくったので、ほとんどアルミの丸板と化してしまった…

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完成品

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カメラに取り付けたところ
お洒落だと思います。

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改造後のマウント側から…
ま、自分で使うものですから…
穴だらけだけど・・・(笑)

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レンズキャップもお洒落なもの
MEYER OPTIK銘入りのは初めて。

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内側は起毛仕上げ。
当時はまじめなメーカーだったんですねぇ


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【2018/03/15 19:14】 | オールドレンズ
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安価でそこそこ品質も良好なPixco M42-MDマウントアダプター (M42-minolta SRマウントアダプター)



数多くのカメラ用オールドレンズがラインナップされているM42マウント。

本家 プラクチカ(PRAKTICA)を始め、日本の 旭光学(PENTAX)、富士フィルム(FUJICA)、リコー(RICOH)、マミヤ(MAMIYA)、ペトリ(PRTRI)など数多くのメーカーが採用し、ある意味デファクトスタンダードのマウントとして君臨したレンズマウントです。

単純なネジ式のレンズマウントで口径が42mmのメートルネジ(ピッチ1mm)なのでそう呼ばれています。


このマウント、構造が単純で生産も容易だった事からメーカーの枠を飛び越えて、数多くの一眼レフカメラに採用されました。

供給されたレンズも非常に多くて、メーカー純正品の他、有名な Carl Zeiss や Meyer-Optik Golritz や、PENTACON を始め、ドイツ、ソ連、日本等、それこそ世界中のレンズメーカーがこぞってこのマウント用のレンズを作ったといっても過言ではありません。

だからオールドレンズを使い始めようと思ったら、まずはM42マウントのレンズアダプターを手に入れるのが常道ともいえます。


ですが、世の中へそ曲がりはいるもので…


僕自身はカメラを最初に興味を持って以来 minolta製の一眼レフを使い、minolta純正のレンズをコレクションしていました。

だから当初はレンズマウントを広げるつもりはありませんでした。


しかし、その後 MINOLTA は KONICA-MINOLTA になり、カメラ事業から撤退してしまい、そのカメラ部門は SONY に売却されてしまいました。

MINOLTA がαを発売した時、マニュアルフォーカスレンズで充分と考えていた事もあり、MINOLTA のαには手を出さなかったのですが、デジタル一眼レフを欲しくなった際に、選択肢としてはやはり MINOLTA を継承した SONY となってしまいました。

その後、その SONYが α7シリーズを出すに到って、ようやく古くからのマニュアルフォーカスレンズを資産として使える環境が整った訳です。

そんな折、ミラーレス一眼デジタルカメラの登場以来、オールドレンズをデジタルで使えるブームが到来しており、そうなると、やはり35mm版フルサイズで使える唯一のデジタル一眼レフという事で SONY のα7シリーズの人気が沸騰しました。

やはりというべきか、必然だったのか、僕もそうしたオールドレンズに興味を惹かれてしまい…

とうとう禁断のレンズ沼へ…


やはりそうなると必要となる訳です。

レンズアダプター


でも、出来る事ならネジでぐりぐりレンズを回し続けなければならないM42マウントからは開放されたい。

それにレンズによっては、距離表示や、絞り表示も上には来ないのでカッコ悪いし、出来れば使い慣れたバヨネットマウントの方が、レンズ交換もスムーズだし。

確実だし…



 僕がどうにも Nikon や Contax のカメラ使いたくないのは、たぶんこれが一因。
 締め付けが左回しなんて感覚的に受け付けなくって…。
 そのせいで一度レンズを落とした事もあるし…




そんな葛藤の中、幾つかマウントアダプターを物色していました。

出来れば価格も抑えたいし。


M42スクリューマウントのフランジバックは45.5mm、それに対して使い慣れた minolta SRマウントのフランジバックは43.5mm。

約2mmのクリアランスがあるので、M42マウントのレンズであればマウントアダプターを介して minolta SRマウントに取り付け出来ます。


幾つか探して一番安価(1,000~1,500円程度)で、軽量でもあったのが中華製の Pixco M42 minolta SRマウントアダプターでした。


アルミ製で無限遠も問題無く出ます。

ただ、全く問題が無い訳ではなく、一度メーカー純正のテレコンバーターに取り付けようとしたところ…


あれ?


嵌まらない??


バヨネットの爪の形が微妙に異なってて引っ掛かります。

ちょうどバヨネットの固定用のフックの位置の爪の形が違うので嵌まりません。


多分無理に嵌めこむと取れなくなる事必至。

そこで、純正品のバヨネットをトレースし、それを元にプラ板で型を作り、その形に合わせてバヨネットをリューターで削って事無きを得ました。


以来、これはこのマウントアダプターを取り付ける際の恒例行事。

改造前提なら安いので、まあ使いつぶすのには充分かと考えています。


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改造前

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改造後

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純正レンズのマウント

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純正品のマウントから写し取った自作のテンプレート

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この部分の形状が微妙に異なる…

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このひと手間が必要なのが難点かな?


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【2018/03/14 23:15】 | オールドレンズ
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