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古いコンパクトカメラ…
(と、言うより大衆機と言った方が良いのかな?)

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増えていくばかりのカメラたち…(苦笑)


最近、ハードオフでレンズ修理の練習用に、古い安価なレンズ探しにジャンク箱を漁っていたら、こうしたレンズは殆ど見つからなかったのですが、僕が生まれた頃に大ヒットしたCanon Canonetやら、minolta Hi-matic等の当時のコンパクトカメラが、ジャンク箱に転がっているのをしばしば見かけました。

ふと気になって手にとって見てみると、数百円からせいぜい2千円程度までの値がつけられて売られてます。
もちろん状態の良いものは、より価値の高い商品の棚に飾られているのですが…。
ジャンク箱のカメラたちはどちらかというと、商品というよりも、打ち捨てられたガラクタといった感じで、カメラとしては、既に壊れているものが殆どで、ファインダーがダメだったり、シャッターが動かなかったり、電池室が腐食していたりと、もう使えそうにもありません。
当然、ジャンクであり、部品取り用と割り切られて売られているものです。
しかしながら、良くみると意外な事に、レンズは無事でクリアだったりします。

良く良く調べてみると、当時のこうしたカメラは、メーカーのカメラ販売の主力であり、その搭載レンズは交換こそ出来ないものでしたが、各社各様ながら、当時のカメラメーカーの技術の粋を尽くしたものでした。

と、言う事は、これ等のカメラのレンズを上手く取り外して使えれば、当時のカメラメーカーのレンズを安価にコレクション出来るかも…?

調べてみると、何事にも先達はいるもので、こうしたカメラのレンズをミラーレスカメラの交換レンズに改造している人たちがいる事が解りました。

打ち捨てられたカメラたちのレンズ。
出来るかどうか判りませんが、改造して交換レンズに再生してみるつもり。

ただ、こうしたレンズ、シャッター内蔵なので、その辺の改造は結構大変なんですよね。
幸い、同じフォーマットの35mm版フルサイズのSONY α7シリーズはフランジバックも短いですし、上手くライカMマウントにでも改造出来れば交換レンズの一員に加えられます。

1960年代頃までのカメラなら、カメラ前部の金属製のレンズボードにレンズを取り付けているだけの構造なので、それさえ取り外せれば何とかなりそう。

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左からKONICA C35 EF、YASHICA ELECTRO 35、minolta Hi-matic
これ前部で2000円以下!

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左からOLYMPUS 35DC、minolta Hi-matic7s、YASHICA Linx14
同じフォーマットとは思えないほど大きさが違います。

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一世を風靡したCanon Canonet



びっくりしたのは、ぐっと軽量化の進んだカメラ。
1970年代になって、軽量小型のジャーニーコニカが大ヒットして以降、プラスチック製ボディの文字通りコンパクトカメラが作られ際して始め、そうしたカメラではレンズもプラスチックボディの一部にされている様です。
先日minolta Hi-matic AFを分解してみたら、プラスチックボディに金属製のレンズボードを裏打ちしただけで、鏡筒すらなく(プラスチックの前カバーが鏡筒と兼用の造り)、敢えなくカメラバラバラ事件となってしまいました。
まあ、その当時のカメラは軽量化のみならず、低価格化も進み、ストロボ内蔵になり、レンズも小口径のものに変更されつつあった様です。

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minolta Hi-maitic AF
オートフォーカスカメラです。さすがにプラボディで取り付く島も無いです…

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レンズボードはプラボディの裏打ちの金属板だし、鏡筒もプラ製。
さすがにどうにもならず…

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あわれ Hi-maitic AF はバラバラに…
部品の何がしかは何かに使うかも…


ですから、狙い目は1960年代までの大衆機。
その殆どは、ダブルガウス型のレンズの様ですが、中には不思議な型のレンズも混じってそうです。

見事に再生交換レンズとなるのか?

もしくはマッドサイエンティストの餌食となって、カメラごとバラバラに分解されてしまうのか?

何とかスキルを上げて甦らせたいものです。


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YASHICA ELECTRO 35から外したYASHINON 45mm F1.7
オールドレンズファンなら一度は名を聞いた事のある富岡光学製のレンズです。
これを知ってから、試してみる価値はあるかなぁと思い始めました。


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【2017/10/27 23:55】 | カメラ
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僕がまだ小さかった頃、家族写真は父のカメラで撮っていました。
当然、写真はフィルムの時代であり、まだ一眼レフも珍しく、それどころかカメラそのものを誰もが持ってはいない時代でした。
父のカメラはCanon Canonet(キャノネット)。

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距離計連動式のレンズ固定式カメラです。
セレン式露出計を備え、電池不要のシャッター速度優先EE機。
僕の産まれる前年(1961年)に発売され、性能の割に非常に安価で爆発的な大ヒットを記録しました。
実はこのカメラ、一眼レフの開発に乗り遅れたCanonが苦肉の策で造り出したカメラだったのですが、優れたマーケティング戦略によって一躍Canonを救ったという逸話の持ち主です。

今や、カメラは持っていなくても、携帯電話、スマートフォンさえあれば写真は撮れる時代。
カメラは一家に1台どころか、1人1台はほぼ確実に持っている様なもの。
ですが、先にも書きましたが、半世紀前、カメラはとてつもない高級品でまだ家庭に入り込んではいない時代でした。
有名なLeicaなどはカメラ一台が家一軒ほどの値段と言われ、大金持ちや、趣味の為には金に糸目をつけないという人の為のものだった様です。

当時、二眼レフや35mm版距離計連動式カメラが主力だったのですが、1954年にLeicaが、35mm版距離計連動式カメラの大幅な性能向上を図ったM3を発表すると、その優れた性能(パララックス自動補正、レンズ交換時のファインダーフレーム自動切り替え、一軸式シャッターダイヤル、バヨネットマウント、レバー式フィルム巻き上げ等々…それまでの常識を覆す様な性能のカメラでした。)それまで、Leicaの後追いをして技術向上を図ってきた日本のカメラメーカーは一気においてけぼりをくらい、その対策として、雪崩をうって、技術的に対抗出来そうな一眼レフ開発へとシフトしました。
当時Canonは国内では最高峰級の距離計連動式カメラを作っており、また、そう自負していた訳ですが、それが裏目に出て、一眼レフ開発の波にすっかり乗り遅れてしまったのです。
そこでCanonはレンズ固定式距離計連動式カメラの大衆機に活路を見いだし、それまでの技術を結集させて、高性能ながら安価なカメラ開発をスタートします。
それがこのキャノネットで、それまでに培ってきた距離計連動式カメラの技術をふんだんに盛り込んでいます。
そのカメラを当時の平均的な月給(約2万円だったそうです。)よりも易く、18800円で提供したんだからたまりません。
メーカー側は数ヶ月分と見込んでいた商品は瞬く間に売り切れてしまったそうです。
競合他社からはダンピングとの批判も出たそうですが、少なくとも消費者のニーズにかなったカメラだったのは間違いありません。

父もそうした購入者の1人だったのでしょう。
結婚して僕が産まれるのに際して、家族写真を残しておきたかったのだと思います。(笑)

だから物心着いた頃、僕のカメラのイメージというとこのレンズの周りにセレン電池の着いたキャノネットそのものなのです。

さて、オールドレンズの沼にどっぷり嵌まりかけてからというもの、安価に手に入れたオールドレンズの場合、状態の良くないものも結構あって、分解整備の必要を感じだしました。
そこで安価にジャンクレンズを見つけようと中古カメラ店を巡ったものの、そこまでダメなものは比較的少なくて、ふと思いついてハードオフに行ってみました。
そこでもお目当てのものはなかなか無かったものの、気になる存在が…

古のレンズ付きカメラです。

Canon キャノネットやminolta Hi-matic、YASHICA ELECTRO 35など一時代を築いたカメラがガラクタ同然に打ち捨てられ、ジャンク箱に転がっています。
手に取ってみると、カメラとしてはもう使えないかも知れないけど、意外とレンズは大丈夫そうなものも。

そこで、レンズさえ、上手く取り出し修理できれば、古のカメラの写りを楽しめるかも。

購入したキャノネットは伊丹のハードオフのジャンク箱に転がっていたものでした。
1,080円の値が付いていました。

バルブにシャッターをセットしてみると、動きました。
レンズはクリア。
実はその前にも何台か見つけたのですが、カビ玉だったり、キズがついていたりで諦めていました。

購入する事にして、持ち帰り。
さあ、果たしてどうなるのやら。

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レンズを取り外せるかどうか…
裏蓋を外してみます。

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貼り革を剥がしてみるとレンズボードが見えました。

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初代キャノネットの場合、軍艦部はネジ3本だけで止まっていますから、上カバーを外すのは簡単。

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さらに分解

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レンズボードを取り外し

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意外と難しい…(続く)


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【2017/10/19 11:16】 | カメラ
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8月7日に実家の今治の夏祭り『おんまく』の花火大会でデジタルカメラを駆使して動画にチャレンジしました。

結果としては、初めてなので、及第点と思いたいところなのですが、気になったのは音。

デジカメのα7とアクションカムのX3.000をメインに撮影したのですが、内蔵マイクの音質にいささか不満を覚えてしまいました。

それならばと外付け用マイクを手に入れる事にして、購入したのがこれ!


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SONY ECM-XYST1M

ステレオマイクで、アクセサリーシューに直結できて、しかも状況に応じてマイクの指向性を0°と120°に切り替えできるのがカッコいいと思って飛びついてしまいました。
ところが…
むむむ…
(ある意味やっちまった感アリアリ…)

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こちらは指向性0°の状態。
いわゆるガンマイクと同様の使い方が出来ます。

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こちらは指向性120°の状態。
ステレオ効果も抜群。

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パッケージにはいわゆるウインドジャマーといわれる風切り音防止用のもこもこのが付属しています。

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こんなやつ

風切り音とは「ゴボゴボっ」といった風に起因するマイクの雑音を指すそうなのですが、内蔵マイクではあまり気にならなかったのに、感度が好いこのマイクにした途端に気になってしまいました。

これで十分だと思ってたんですけどねぇ…

ネットでいろいろ調べてみて、こんな対策を立てました。

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密林にオーダー

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こんなのを手に入れました。

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一番左のは直接関係無いのですが・・・

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手に入れたウインドジャマー ZOOM製ウィンドジャマーWSU-1(右)と純正品(左)の比較
断然大きい!

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さっそく被せてみたら…(爆)

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まるでヤマアラシみたい

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そのまま置いておいたら…

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こ、こら!
女房がいたずらを…

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更に可愛くされちゃって…

気を取り直して、

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購入したのはこれだけ
ZOOM製ウィンドジャマーWSU-1とウィンドスクリーン(いわゆるマイク用のスポンジ)
これだけで出費は2000円足らず

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まずウィンドスクリーンを輪ゴムでとめて。

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その上からウィンドジャマーを被せます。
何もなし、純正品ウィンドジャマー、ウィンドスクリーンのみ、ウィンドジャマーのみ、ウィンドスクリーン+ウィンドジャマーと条件を変えてテストしてみたのですが、この組み合わせが最高の結果でした。
扇風機の横で撮影してみて他の条件だとゴボゴボという風切り音が発生するのに、これだと扇風機のファンの音はするけど不快なゴボゴボは無い。

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少しだけ毛並みを整えてやりました。

思った以上のグレードアップが果たせました。


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【2016/09/04 19:35】 | カメラ
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去年9月、会社の行事でカメラマンをしていたら、後輩がカメラに興味を持って見に来ました。
「運動会で子供の写真撮りたいんですよねぇ」

その時、使っていたのはSONY α7Ⅱとα7とα550。
α7シリーズはほぼマニュアルフォーカスレンズ専用機なので、正直なところα550が唯一のオートフォーカス機。
近々下取りに出してα77Ⅱに買い換えようと思っていましたから、ソニーストアの下取り金額の「1万5000円ならカメラ・レンズと一緒に譲っても好いよ。」と答えたら、俄然興味が沸いたらしく…。

更に、義弟から譲り受けた大口径望遠ズームも「セットにしても2万円ならどうだ?」と言ったら、「買います!」と言う事に。
ソニーストアに売却でも良かったんだけど、こうも話がとんとん拍子に進んでしまうと、返って準備を進めていた購入資金が足りず、これではα77Ⅱの購入が間に合いません。

しかも、出張旅費が返ってきたからとあっさりと後輩君から入金が…

仕方ない、翌日ソニーストア大阪へ。

とりあえず見るだけ、そして、ローン購入が出来るか検討してみる事にしました。

以前からどうだろうと思っていた残クレ。
技術進歩が激しく、モデル寿命の短いデジカメの事。
こうしたやり方もありかとは思っていました。

手元資金は8万円。
しかし、α77Ⅱはレンズキットで18万円相当。
残クレの内容を確認すると、クレジットの一部前払いはダメらしく、どうやら一律らしい。
随分悩んだけれど、結局購入に踏み切りました。

月々の返済金額はややお高いものの、手元資金をプールしておいて、残りを足す作戦に切り替えました。
実質最終的な買取金額は59,000円なので、ローンとしては約12万円。
それなら残り4万円を準備すれば何とかなるし…

たぶん2年後には更に新型が出るだろうという密かなもくろみもあるし…

α7シリーズは、概ね満足すべき性能のカメラなので、多少老朽化しても置いておくつもりなのですが、α77Ⅱはそうでもありません。
α7Ⅱに搭載された5軸手振れ補正が無いとか、TLMの為にハーフミラー分暗所に弱いとか、連写に強く、オートフォーカスも好いカメラなのだけど多少の不安要素もあります。
それにオートフォーカス、連写専用機のつもりなので2年間でα7シリーズとは桁違いの酷使をするだろうし、いずれにしても使い倒すつもり。
また、マウント問題も存在するから、その様子見って事もあるし…。

そう思いながらも、手に入れてから、色々試していますが、5年間の技術の進歩は凄まじいと実感しました。
α550と比べるとまるで雲泥の差。
何よりオートフォーカスが早く正確になったし、連写性能も抜群です。
α550の場合、二人並んで写真を撮ると、間違いなく背景にフォーカスが逝ってしまい、使えない写真を量産しまくる結果になってしまったものですが、α77Ⅱの場合、その心配はほぼ解消しました。
これは本当に嬉しい進化!

ただ、まだまだピント合わせのクセは呑み込めていませんし、その為のテストもまだ充分とは言えませんが、かなり使えそうな感じはしています。
重さもキットレンズと合わせると1.2kgもあるので、最初は重いなと感じましたが、次第に慣れてきました。
望遠ズームレンズとの組み合わせだと、むしろバランスも好いから好印象です。

後は動き物のフォーカスへの馴れとメモリーカードの性能不足の解消でしょう。
不満点は決してゼロではありませんが、現時点ではかなり有効な選択だったと感じています。

それにしても、キットレンズの広角~中望遠ズームレンズの性能が良くて、少々重いという問題はあるけども非常に満足しています。
全ズーム域でF2.8通しの明るいレンズで描写もシャープで無印なのがもったいない。
Gブランドでも好いくらいのレンズだと思います。
最もGブランドを名乗ると高値の華になりかねませんが…(笑)
開放でのボケ味も捨てがたいし、当分は楽しめそうです。
ただ、重いけど…(笑)
これで重いと言っていたら、ツアイスや、フルサイズデジタル一眼レフ使いの人にはバカにされるでしょうけど…

ついつい描写力も良いものだから、カメラにつけっぱなしにしてしまうのですが、望遠レンズの為のカメラだったのに、本末転倒な気がしています。
しかし、9月に購入して、既にカウンターはひと回り。
優に1万ショット以上しています。
このカメラの場合、残クレで正解だったと思うこの頃です。

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α550(右)とα77Ⅱ(左)

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カメラそのものの性能アップも大きいけど、キットレンズの差がもっと大きい。

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望遠レンズ70-300mmにもバッチリ。

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α77Ⅱマウントに対してカメラそのものが大きくなっています

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やはりエントリーカメラなα550

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ボタンの数は多いけど、意外と扱いやすい。

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いろいろ不満の多かったα550。好いカメラではあったんですけど…

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個人的にほぼ理想のラインナップになりました。
一番新しいカメラだけどシャッター回数では他の2台を遥かに上回ります。



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【2016/01/06 23:58】 | カメラ
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一昨年秋にようやく待ちに待ったEマウントフルサイズカメラの登場に、大喜びしたのもつかの間、たった1年であっさりと5軸手振れ補正機能を搭載したα7Ⅱの登場にはすっかり凹んでしまいました。

Eマウントだから…、手振れ補正はレンズ補正型だとばかり思っていたのに…

メーカーに騙された様な気持ちになっていましたが、α7の評判が好かったからからこそ実現したのだと自分に言い聞かせています。
さて、α7Ⅱ登場以来、手振れの心配の少ないα7Ⅱが欲しいとは思いましたが、10万円以上もするカメラとなると、おいそれと買い替えできないのも事実。
少しずつ小遣いを貯めて、ようやく何とか手が届くところまで予算を確保して、悩みに悩んだ末に大阪梅田のソニーストアへ。

量販店でも決して安くはなっていないし、少し割高だけど、他とは違い3年間、水没まで含む保障が決め手になりました。

店頭で購入して、家に持ち帰って開梱して、まず思ったのは、α7に比べて遥かにガッチリ頑丈なボディになった事です。

α7ではボディやマウントにかなりプラスチック部品が使われており、ネット上でもボディ剛性が低いだとか、光線漏れがするとか、散々に既存メーカーのユーザーたちから叩かれたのですが、それでも35mmフルサイズのデジタル一眼カメラにしては小さく軽いボディはとても魅力的でした。

ただ使ってみると、やはり700gを超える重量があるガラスの塊の様なSTF135mmF2.8(T4.5)レンズなどを装着するとかなりな不安がよぎりました。
しかもレンズマウントのベース部はプラスチック製。
一部のネット情報によると、繰り返しになりますが、ここからの光線漏れがあったり、レンズの重さに耐えかねてボディが捩れたりと散々な評価でした。
確かに重量級のレンズの場合、たぶん大丈夫と思ってはいてもフォーカシングの際にボディも捩れるんじゃないかという不安に見舞われるのです。
ただ、この心配もα7Ⅱになってレンズマウントが金属製に強化され、すっかり解消されました。
ちなみにα7ⅡにSTF135mmF2.8(T4.5)を取り付けてみると、剛性の高くなったボディにピッタリフィットします。
また、ボディ内手振れ補正の効果もあって、ファインダーが歪む事無く確認できる様になりました。
以前はフォーカシングにも気を使う感じでしたが、その不安は一掃できました。

そもそもの計画ではα7をα7Ⅱに、α550をα77Ⅱに更新する予定でいました。

同時に更新して、カメラ2台体制にするつもりでした。


ところが、いざα7Ⅱを手に入れていろいろ触っているうちに、少し考えが変わってきました。

軽量で、フォーカシングリングの軽いマニュアルフォーカスレンズならα7でも全く不自由を感じないのです。

重量300g程度までの単焦点の広角、標準レンズならばむしろ軽量なα7の方が扱いやすいと思います。
また、広角系のレンズであれば、手振れのリスクも軽減されます。

もちろん1台ならばα7Ⅱで各種のレンズを使える訳だし、バリソフト85mmF2.8やRF250mm、STF135mmF2.8(T4.5)もEVF表示の変な揺らぎが無く、手振れ補正も効いて撮影に専念できます。

しかし、α7に比べ140g重たくなったボディは、剛性アップとは裏腹にそれなりの負担も強いられます。
スマホ一台分は重量違う訳ですから…

それに1台だけだと頻繁にレンズ交換もしなくてはならない。

レンズ交換そのものもだけど、それ以上にセンサーにホコリの付くリスクも増えてきます。

そう考えると、広角、標準レンズをα7に、手振れにシビアな望遠系のレンズをα7Ⅱに担当させるのは悪い手ではないなと思い始めました。

そもそも、α7はマニュアルレンズ専用だから、撮影枚数にしても買ってから、まだまだ数千枚に過ぎないし…

問題は操作性。

良く似たカメラながら、この2台開発時期の違いから意外と異なる箇所も出来てきました。

α7シリーズに比べ、α7Ⅱシリーズはボディが厚みを増し、グリップの形状、シャッターボタンの配置が変更されました。

これが実際に使う段になって誤操作の基にはならないか?

いろいろレンズを装着してみて試してみましたが、全くの杞憂でした。


後面のビューファインダー、操作ボタン類の配置はほぼ一緒。
若干C3(α7ではC2)ボタンと、MENUボタンの位置が傾斜した程度なのでこれは問題なし。
大きく変わったのはボディ前面右側なので、どうかと言うと…

グリップはα7⇒α7Ⅱと大きくなって持ち易くなりました。
大きく重いレンズでもしっかりホールド出来るのは高評価。

α7の場合、ややグリップが小さすぎて、手が余る感じで持ち難かったですから。
しかし、一部に言われたストラップに人差し指を絡ませなければならない点は決して不快じゃなかっただけに、逆にストラップ位置が後退して指かけが出来なくなったα7Ⅱでは違和感を感じます。
まあ、古いカメラはいずれにしてもストラップを跨ぐ様にシャッターに指をかけていた訳ですから。
この方法だとボディの小ささも気にならないのですが…

少数派ではあるとは思うのですが、案外α7の方が不用意な落下とかには対応できた様な気がします。

ソニーストアでα7はデザイン重視だったからと説明していた係員がいましたが、僕はそうは思いません。

僕の場合、マニュアルフォーカスレンズでの使用のみですから、あまり前後のダイヤルを使う事が無いからではないかとは思いますが…

むしろ、頻繁に使うのは拡大表示なので、C1ボタンにその機能をあて、更にα7Ⅱではその隣のC2ボタンにレンズの焦点距離のセレクターを当てています。
このおかげでファインダーを覗きながらフォーカシングの為に拡大表示を行い、α7Ⅱでは5軸手振れ補正機能を活かす為の(マニュアルレンズの場合、3軸手振れ補正にはなりますが)レンズの焦点距離の変更もファインダーを覗きながらできます。

α7を購入した際にはこの拡大表示が出来なくてピント合わせに大苦戦したのですが、今では必需品。
じっくりピントを追い込めるので、重宝しています。
逆にこれに慣れてしまうと、マニュアルフォーカスのピント合わせのし易さでは、もはや一眼レフには戻れません。

ちなみに距離計連動カメラのMINOLTA CLEと、ファインダーの評判は決して悪くないマニュアルフォーカス一眼レフのminolta XDとMINOLTA X-500/700等とピント合わせのし易さそのものを比較するとα7の方が遥かに楽です。
まあ、EVFだけにいちいち拡大しなければ、ピントを追い込めないというデメリットもあるのですが、その分しっかりとピントを追い込めるので、一枚一枚しっかりと写真を撮ろうと思わせてくれるカメラでもあります。

α7を手元に残す選択をしたせいで、しばらくα550の更新は少し先延ばしにせざるを得ませんでした。

MINOLTAの遺産とも言うべき、古き良きROKKORレンズたちをしばらくは楽しめると思っています。
良くも悪しくもVARI-SOFT ROKKOR 85mmF2.8やRF ROOKOR 250mmF5.6等貴重なレンズの復活を楽しませてくれたカメラですから、大切に使って行きたいと思います。


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α7Ⅱ(左)とα7(右)

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グリップが大きくなったのが判ります

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後姿はほぼ同じ

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STF135mmF2.8(T4.5)を装着した状態。
かなりなフィット感。


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【2016/01/06 22:39】 | カメラ
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