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現在製作している『宇宙犬作戦』に登場した宇宙船『田園調布号』ですが、大部分のパーツは完成しつつあります。
およそレジン(2液混合で硬化する樹脂材料)で製作複製可能なパーツはほぼ出来上がりました。

ところが、この宇宙船、本体周りに環状のアンテナ状のパーツが付いているし、一戸建て(!?)には洗濯台にシーツの様なものが干してあると言った具合。(宇宙船なのに…。ツッコミどころ満載…)

そこで、前々から挑戦したいなと考えていたフォトエッチングパーツを作って、これ等を一気に解決する事にしました。
うまく行けば、同じく一戸建ての前に立つ電柱や、後部のファンに着いているのサル梯子も精密に再現できますし、以前苦戦したフィギュアのメガネや、F1マシンや飛行機の模型にも流用出来そうです。

さっそく幾つかの資料アサリをして、洋白板や真鍮板に塗布してフォトレジスト膜を形成できるフォトレジスト液を購入しました。

購入したのは富士薬品工業のFPPR-200と言う薬品です。

ところが、Webの情報によるとこれが塗布し辛いとの評判が高く、うまく行くかどうか半信半疑でゴールデンウィーク中に挑戦開始しました。
洋白板と真鍮板をそれぞれ必要サイズにカットして、#1000のサンドペーパーで研磨して、脱脂して、薬剤を垂らして傾けたり、筆塗りしてみたり、スプレーしてみたのですがさっぱりうまく行きません。
均一に塗れないばかりか、表面にポツポツと凹みが出来てさっぱり塗布できないのです。
一度塗布して、凹みが出来て、仕方ないのでまた塗布してみると、凹みが増えて、厚みが増えての悪循環。
感光してみると厚いところは感光していないようです。

失敗の山を繰り返すうち、だんだん腹が立ってきました。

一番参考にしたのは電子基盤の自作をしているあるHPだったのですが、そこに書いてある通りのつもりなのですが、全くうまく行きません。

脱脂の方法が悪いのかと、中性洗剤で洗ってみたり、シンナーで拭いた上でドライヤーで乾かしてみたりしたのですが埒が明かず、昨冬に買ったレジスト液が古くなっていて付かなくなっているのかとやけくそになって新たにレジスト液も購入しました。
更に保険として別の方法を求めて、アメリカのあるメーカーが出してあるフォトレジストシートまで注文してみたのですが、最速の航空便で送られて来るとしても、その到着の目処が立たず、そもそも模型の完成がとてもそれまで待ちきれません。

嫌々ながらフォトレジストシートが来るまでは仕方なく諦めるつもりでしたが、更に情報を集めていると、何と16年前のフォトレジスト液を使って、実際に感光して成功した例が見つかりました。
しかも、その塗布方法ときたら、割り箸に脱脂綿の小片を輪ゴムで止めたもので塗りつけています。(!?)

他にも綿棒で塗ったというブログも見つかり、いったいスピンコータやら、塗布完了までドライヤーで送風しながら神経質に凹みが出来ない様に傾け続けるなんて方法は何だったんだという情報が見つかりました。

とにかく脱脂の方法には問題があったかも知れないので、材料をサンドペーパーで研磨した上でピカール(クリームクレンザー)で磨き上げ、その汚れをマジックリンで洗い落としてしっかりと水洗いして、とどめはパーツクリーナースプレーを吹き付けました。
そして残ったスプレー液をティッシュペーパーで拭き取って、洋白板全体をドライヤーで乾かしました。

そして、筆代わりに脱脂綿を割り箸にくくりつけた物にフォトレジスト液FPPR-200を湿らせて塗りつけたところ…


何という事でしょう… (ビフォー・アフター風)


これまであんなに苦労したのが嘘の様…。

フォトレジスト液は洋白板にあっさりと綺麗に食いついて美しい薄い塗膜が出来ました。

いったい、あのHP何だったんでしょうか?
偉そうなうんちくの語り口の割には内容はさっぱりでした。

とにかく最大の難所の克服が出来て、ホッとしています。

引き続いて感光しようと思ったのですが、原稿が駄目だったのを思い出し作り直しする事にしました。

この週末にはエッチングの試作品が完成できるかな。

いよいよ原型の完成が見えてきました。

模型の完成が楽しみです。


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【2011/05/12 20:59】 | 模型製作
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