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最近、オールドレンズの魅力にどっぷりハマっています。

Meyer-Optik-Gorlitz Domiplan 50mm F2.8をきっかけに、旧東ドイツ製のMeyer-Optik-Gorlitz製(後継のPENTACON製含む)レンズ6本。ロシア製レンズ2本。
いくら安いとは言っても、わずか3ヶ月での入手本数として、これは異常でしょう…

いずれも1本あたり数千円からなものですから、ついつい手を出してしまっています。(ヤバイ、ヤバイ…)



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遠く海外からの荷物到着
バブルボケが魅力のトリプレットレンズ、ぐるぐるボケが出せるHELIOSと、いずれも好みの画角のレンズたちで標準~望遠域のレンズだったのですが、意外と街歩きに持ち出すとなると画角が狭くて使い難い場合が多く、やはり1台には広角レンズが欲しい…

手元にはマニュアルフォーカスレンズとしてはMINOLTA New MD ZOOM 24-35mm F3.5、MINOLTA New MD ZOOM 24-50mm F4もあるのですが、古いズームレンズの場合、どことなく描写が甘くて不満が残りますし、MINOLTA New MD 20mm F2.8だと広すぎて気軽に使えません。
APS-C版のα77Ⅱには広角~準望遠域までカバーするレンズも着いているのですが、街歩きにα7/7Ⅱと共に連れ出すとなると結構な荷物になってしまいます。

そんなこんなで手軽に使えるマニュアルフォーカスの35~28mmクラスの広角レンズが1本欲しくなってきました。

ネット情報を元に検討したのですが、Carl Zeiss JenaのFlectogon 35mmは大変魅力で、いつかは手に入れたいものの、現時点では予算オーバーで却下。

それよりも、LEICAや旧CONTAX等レンジファインダーカメラで採用されていた対称型広角レンズをいつか使って見たいと思っていましたから、MINOLTA M-ROKKOR 28mm F2.8、Zeiss BIOGON 28mm F2.8なんかも調べたのですが、やはり予算オーバーで却下。

対称型広角レンズの場合、デジタルセンサーに拠って、周辺部にマゼンタ色の色被りが出る、周辺光量落ちが激しいとの情報がありました。
28mmクラスでもかなり厳しい様です。
と、なると、やや画角は狭いものの35mm!?

そんな中、α7シリーズと組み合わせられそうな小型軽量安価で面白そうなものと言えば…

有りました Jupiter-12 35mm F2.8。

ロシア製レンズで、Zeiss BIOGONのコピーレンズらしい…
(厳密には若干の改良が加えられている様です。)

とにかく、リア側に飛び出した、巨大なレンズにすっかり魅了されてしまいました。

「入んの? これ?」

ネット上には自ら人柱として危険な実験を披露してくれている先達がいて、調べてみるとAPS-C版のNEXやα6000/5000シリーズには取り付かないものの、35mm版フルサイズのα7シリーズには取り付く様です。

マゼンタ被りは条件によっては出そうですし、周辺光量落ちも出そうではあるのですが、ギリギリクリア出来るかも。

何より、ヤフオクに5,800円で出ていたのがまずかった。

すぐにも手に入れるつもりは無かったのですが、終了ギリギリで入札したら、あっさり落札してしまいました。

あれっ?!(笑)

ヤバイ…


待つ事1週間。
レンズは遠くウクライナから、送られてきました。

Jupiter-12 35mm F2.8には、ロシア製カメラで、LEICAコピーのfed用(L39マウント)タイプと、旧CONTAXコピーのKiev用(旧CONTAXマウント)タイプがあるそうです。
落札したレンズは旧CONTAXマウントとの事だったので、事前に旧CONTAX外爪式マウントアダプターを用意しました。

(それにしても、旧CONTAXマウントって何であんなに面倒くさい仕様なんだか…、
 Nikon Sマウントもそうなんだけど…。
 標準レンズは内爪方式のバヨネットマウントでヘリコイドはカメラ側。
 それ以外のレンズは外爪方式でバヨネットマウントでヘリコイドはレンズ側って、ほんっとややっこしい。)

いそいそと到着した梱包を解き、取り出してみるとプチプチに包まれた黒いプラスチックケースとおまけのフィルター3個。

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到着したjupiter-12 35mm F2.8…?
おまけのフィルターは判るけど、なんだか怪しいプラスチックケース。


そのプラスチックケースを開けてみると、大きな黒いリアキャップのついたレンズが出てきました。
一眼レフ用のレンズに比べると遥かに小さい。

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プラスチックケースの中からレンズ登場

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な、何っ!?
このリアキャップ!!

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キャップを外すと、大きなリアレンズが飛び出してる!!!

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どうやって組み立ててんだろ…
このリアレンズ…

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あらかじめ準備していた、フードとマウントアダプター

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マウントアダプターで随分隠れたけど…

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いや、リアレンズまだ飛び出してます…(笑)

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カメラに取り付け…
おっ、好い感じ!


さっそくマウントアダプターに取り付けてチェック。

絞りに若干油染みが見られるものの、レンズはクリア。
ホコリも無く、上々の状態のものでした。

ネット情報によると、逆光特性が低く、フードは必須。
しかも、レンズ前面のやや奥まった位置に絞りリングがあり、絞りの変更が難しい。
あるユーザーはレンズフードを取り付ける事で、絞りの操作がやり易くなる様に工夫していたので、マネをして八仙堂の高級レンズフードの標準タイプを購入して取り付けて見ました。
このフード、広角35mm程度まではカバーするとの事だったのです。
いかにもレンジファインダー用レンズっぽくて、とても格好は良かったのですが、試写してみた結果、画面の四隅がケラレてしまう事が判明し、泣く泣く取り外し。
(このフードは無駄にはならず、MINOLTA M-ROKKOR 40mm F2用になりました。)
仕方ないので同じく八仙堂の広角用レンズフードを改めて購入して取り付けました。
条件によっては画面端ギリギリで影の出る事もありますが、概ね問題ないと思っています。

試写の結果は?

上々。


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ファーストショット
四隅にフードの影が入ってしまっています。
雨なんだけど、何か凄くその場の雰囲気、空気感を醸し出してくれてる…

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フードは結局、八仙堂の一般的な広角レンズ用フードに交換。

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余ったレンズフードはM-ROKKOR 40mm F2のレンズフードに転用しました。




絞りリングにクリック感が無く、いちいち確認を要する事以外は特に操作性の問題はありません。
(いや、ヘリコイドは若干扱い難いかなぁ…)

ただ、何よりも、写りの好さにびっくりしています。

レトロな雰囲気を醸し出してくれるので、古い街や、古民家を撮るのに最高です。

周辺光量落ちも好い雰囲気で、モノクロで使うとまるで昭和そのものな写真が撮れます。

使い勝手に、若干難がありますが、この値段でこの性能なら大満足です。


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夜景
宝塚の駅近くの風景

以下、伊賀上野の街並み。
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雨の中でしたけど、その場の雰囲気をそのまま写し撮ってくれる感じの素晴らしい描写だと思います。

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むしろカメラのモニタービューの方が正しいのか気になってきた…

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デジカメで初めてモノクロ写真に挑戦!
レンズの味わいが何とも昭和チックなので試してみました。

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昭和40年代辺りの雰囲気に見えません?
周辺光量落ち気味なのが、なんとも懐かしい雰囲気を醸し出してくれます。

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これなら周辺のマゼンタ被りも気にならないし…
たまにモノクロも好いかもなんて気にさせてくれる素晴らしいレンズです。
安かったけど、好い買い物出来て大満足…




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【2017/04/04 22:59】 | オールドレンズ
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