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カメラレンズの手入れ

DSC04106.jpg
レンズの各部名称


カメラを扱う際についついやってしまって後悔する事のひとつ…

レンズの掃除

これ下手にやると簡単にレンズをダメにしてしまうんです。
でも、塵や埃は写りに悪影響を与えてしまう…
結構悩ましい問題です。
カメラに取り付けられているレンズは光学ガラスで作られています。
ガラス窓や瓶などに使われている工業用ガラスに比べ、光学レンズは柔らかく、傷つきやすいものなのです。
その為、乱暴に扱うと、簡単に傷が付いてしまいます。
現在のレンズにはコーティングという表面コートを施してはいますが、基本的に光学性能を良好にする為のもので、レンズの表面保護用ではないと考えた方が無難です。

また、レンズは保管状態が悪いとカビが発生してしまいます。
梅雨時期などには湿度が上がり、保管条件が悪いとレンズにカビが生えてしまいます。
こうした事態を避ける為、理想的なカメラの保管の為には、カメラ・レンズを防湿庫に入れ、防カビ剤を入れておく必要があります。
最も、なかなかそこまで手間はかけられないですし、費用もかかってしまいますし…

簡単な方法としては密閉性の高い容器にカメラ・レンズを入れ、防湿剤・防カビ剤を入れておくという方法もあります。

生えてしまったカビは?
基本的に救えないと考えてください。

ですからカビを生やさない様、日ごろから心がける必要があります。

さて、レンズの掃除。
先にも書いた様に、光学レンズは傷つき易い為、掃除は最小限にする方が無難です。
可能な限りブロワーで塵や埃を吹き飛ばすだけにして、レンズ面には触らない様気をつけましょう。

最近はめがね用のマイクロファイバークロスなんてのもあるので、どうしてもブロワーで吹いても取れない時には、これで拭き取っても良いのですが、気をつけなければ表面に付いている微細な塵、埃でかえってレンズを傷つけてしまう可能性もあります。

まず最初にブロワーで大きな塵、埃は吹き飛ばしてしまいます。
次に、レンズ専用のクリーナー類(無ければマイクロファイバークロスでも可)を使って、あくまで、優しく、柔らかく掃除します。
しかし、これが結構大変で、しくじると高価なレンズに傷をつけてしまいかねません。

DSC04110.jpg
レンズブロワー

DSC04100.jpg
マイクロファイバークロス


そこで考え方を変え、掃除の機会そのものを減らしてしまう事が、かなり有効な対策になります。

多くのカメラレンズの前面にはフィルター用のネジが切ってありますが、ここにプロテクトフィルターを取り付けておけば、レンズ表面を直接触ってしまって、手や指の脂がついたり、塵、埃がつくのを防ぐ事が出来ます。
レンズフィルターならば高くてもせいぜい数千円で済みますが、カメラレンズだとその10倍以上はしますかね。

プロテクトフィルターも、撥水性を高めたものや、傷つきにくいハードコーティングのものなど色々ありますが、ご自分の予算の許す範囲で選べば大丈夫です。
最悪傷ついても交換すれば済みますから…

最近でこそ、こうしたプロテクター専用フィルターがあるので、これを利用すれば良いのですが、フィルム時代には、紫外線カット用のUVフィルター(モノクロフィルム用)や、スカイライトフィルター(カラーフィルム用)がプロテクト用フィルターに使用されていました。
現在のデジタルカメラだとあらかじめUVカット、カラーバランスもカメラで行えるので必要無い訳なんですけども…
ですから、今ではすっかり姿を消してしまいました。

DSC04109.jpg
レンズプロテクトフィルターの例
左からレンズプロテクトフィルター、スカイライトフィルター、UVフィルター
スカイライトフィルターにはわずかに色付きがあります。


さて、レンズ前面は取替可能なフィルターで守るとしても、塵や埃から完全に守りきれる訳ではありません。
やはりきちんと清掃する場合が出てきます。

レンズの清掃に当たっては幾つかルールがあります。

鏡筒(レンズを支える筒の部分)はカメラ同様にシリコンクロスやセーム皮で拭いてやれば良いのですが、ことレンズ面は異なります。
鏡筒のしつこい汚れや、ゴム部のブルーム(白っぽいワックス)などは、アルコールを染ませた脱脂綿やティッシュペーパーなどで拭き取ってもまず大丈夫です。
(カメラ・レンズの説明書に従ってください)

でも、レンズ表面(前も、後も)は必ずレンズ専用のクリーナーもしくはマイクロファイバークロスで清掃する様にしてください。
鏡筒だけではなく、カメラの清掃にも使えるシリコンクロスやセーム皮には若干の油分が含まれているので、レンズの写りを悪くしてします。

ティッシュペーパーはレンズ面には絶対厳禁。
レンズクリーナーにはペーパータイプのものもありますが、これはティッシュペーパーとは似て非なるものです。
レンズクリーニングペーパーはレンズクリーナー液を浸して清掃する為のものですが、これでレンズのガラス面を清掃するのは大丈夫なのですが、ティッシュペーパーではダメなのです。
理由は繊維の長さ。
ティッシュペーパーの繊維は短く、その繊維の端がレンズを傷つけてしまう為です。
レンズクリーニングペーパーには長い繊維が使われており、繊維の端が剥き出しになり難い様に工夫されています。
それでも強く拭くと傷が付く可能性があるので、優しく、柔らかく拭き取る様に指示されています。

また、アルコールも燃料用、医療用など各種ある為、中にはレンズのコーティングを悪くするものがある可能性もあるので、必ずレンズクリーニング用のものを使用する様にしてください。

最近出ているスティックタイプのレンズクリーナーでも、レンズクリーニングペーパーを使う場合もレンズ面の清掃は優しく、円を描く様に清掃します。
絶対に力を込めて拭かない様に気をつけてください。

DSC04102.jpg
レンズクリーニングキットの例

DSC04103.jpg
先端のクリーニングパッドでレンズ、フィルターを清掃します。
左よりファインダー用、フィルター用、レンズ用

DSC04104.jpg
先端の形が用途に合わせて違います。

DSC04105.jpg
センサー、及びレンズ用のクリーニングリキッド


撮影には欠かせない大切なレンズです。
長く使える様に手入れはきちんとしておきましょう。

続く

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カメラに取り付けられているレンズは光学ガラスで作られています。
ガラス窓や瓶などに使われている工業用ガラスに比べ、光学レンズは柔らかく、傷つきやすいものなのです。
その為、乱暴に扱うと、簡単に傷が付いてしまいます。
現在のレンズにはコーティングという表面コートを施してはいますが、基本的に光学性能を良好にする為のもので、レンズの表面保護用ではないと考えた方が無難です。

また、レンズは保管状態が悪いとカビが発生してしまいます。
梅雨時期などには湿度が上がり、保管条件が悪いとレンズにカビが生えてしまいます。
こうした事態を避ける為、理想的なカメラの保管の為には、カメラ・レンズを防湿庫に入れ、防カビ剤を入れておく必要があります。
最も、なかなかそこまで手間はかけられないですし、費用もかかってしまいますし…

簡単な方法としては密閉性の高い容器にカメラ・レンズを入れ、防湿剤・防カビ剤を入れておくという方法もあります。

生えてしまったカビは?
基本的に救えないと考えてください。

ですからカビを生やさない様、日ごろから心がける必要があります。

さて、レンズの掃除。
先にも書いた様に、光学レンズは傷つき易い為、掃除は最小限にする方が無難です。
可能な限りブロワーで塵や埃を吹き飛ばすだけにして、レンズ面には触らない様気をつけましょう。

最近はめがね用のマイクロファイバークロスなんてのもあるので、どうしてもブロワーで吹いても取れない時には、これで拭き取っても良いのですが、気をつけなければ表面に付いている微細な塵、埃でかえってレンズを傷つけてしまう可能性もあります。

まず最初にブロワーで大きな塵、埃は吹き飛ばしてしまいます。
次に、レンズ専用のクリーナー類(無ければマイクロファイバークロスでも可)を使って、あくまで、優しく、柔らかく掃除します。
しかし、これが結構大変で、しくじると高価なレンズに傷をつけてしまいかねません。

DSC04110.jpg
レンズブロワー

DSC04100.jpg
マイクロファイバークロス


そこで考え方を変え、掃除の機会そのものを減らしてしまう事が、かなり有効な対策になります。

多くのカメラレンズの前面にはフィルター用のネジが切ってありますが、ここにプロテクトフィルターを取り付けておけば、レンズ表面を直接触ってしまって、手や指の脂がついたり、塵、埃がつくのを防ぐ事が出来ます。
レンズフィルターならば高くてもせいぜい数千円で済みますが、カメラレンズだとその10倍以上はしますかね。

プロテクトフィルターも、撥水性を高めたものや、傷つきにくいハードコーティングのものなど色々ありますが、ご自分の予算の許す範囲で選べば大丈夫です。
最悪傷ついても交換すれば済みますから…

最近でこそ、こうしたプロテクター専用フィルターがあるので、これを利用すれば良いのですが、フィルム時代には、紫外線カット用のUVフィルター(モノクロフィルム用)や、スカイライトフィルター(カラーフィルム用)がプロテクト用フィルターに使用されていました。
現在のデジタルカメラだとあらかじめUVカット、カラーバランスもカメラで行えるので必要無い訳なんですけども…
ですから、今ではすっかり姿を消してしまいました。

DSC04109.jpg
レンズプロテクトフィルターの例
左からレンズプロテクトフィルター、スカイライトフィルター、UVフィルター
スカイライトフィルターにはわずかに色付きがあります。


さて、レンズ前面は取替可能なフィルターで守るとしても、塵や埃から完全に守りきれる訳ではありません。
やはりきちんと清掃する場合が出てきます。

レンズの清掃に当たっては幾つかルールがあります。

鏡筒(レンズを支える筒の部分)はカメラ同様にシリコンクロスやセーム皮で拭いてやれば良いのですが、ことレンズ面は異なります。
鏡筒のしつこい汚れや、ゴム部のブルーム(白っぽいワックス)などは、アルコールを染ませた脱脂綿やティッシュペーパーなどで拭き取ってもまず大丈夫です。
(カメラ・レンズの説明書に従ってください)

でも、レンズ表面(前も、後も)は必ずレンズ専用のクリーナーもしくはマイクロファイバークロスで清掃する様にしてください。
鏡筒だけではなく、カメラの清掃にも使えるシリコンクロスやセーム皮には若干の油分が含まれているので、レンズの写りを悪くしてします。

ティッシュペーパーはレンズ面には絶対厳禁。
レンズクリーナーにはペーパータイプのものもありますが、これはティッシュペーパーとは似て非なるものです。
レンズクリーニングペーパーはレンズクリーナー液を浸して清掃する為のものですが、これでレンズのガラス面を清掃するのは大丈夫なのですが、ティッシュペーパーではダメなのです。
理由は繊維の長さ。
ティッシュペーパーの繊維は短く、その繊維の端がレンズを傷つけてしまう為です。
レンズクリーニングペーパーには長い繊維が使われており、繊維の端が剥き出しになり難い様に工夫されています。
それでも強く拭くと傷が付く可能性があるので、優しく、柔らかく拭き取る様に指示されています。

また、アルコールも燃料用、医療用など各種ある為、中にはレンズのコーティングを悪くするものがある可能性もあるので、必ずレンズクリーニング用のものを使用する様にしてください。

最近出ているスティックタイプのレンズクリーナーでも、レンズクリーニングペーパーを使う場合もレンズ面の清掃は優しく、円を描く様に清掃します。
絶対に力を込めて拭かない様に気をつけてください。

DSC04102.jpg
レンズクリーニングキットの例

DSC04103.jpg
先端のクリーニングパッドでレンズ、フィルターを清掃します。
左よりファインダー用、フィルター用、レンズ用

DSC04104.jpg
先端の形が用途に合わせて違います。

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センサー、及びレンズ用のクリーニングリキッド


撮影には欠かせない大切なレンズです。
長く使える様に手入れはきちんとしておきましょう。

続く

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【2016/12/21 22:31】 | kumaのカメラ講座
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