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最近、使い始めてその魅力に取り付かれているレンズです。
そもそもは、西ドイツのLEICAで有名なErnst Leitz社が開発したMシリーズLEICAのコンパクト版 LEICA CLを安く生産する為に、日本のminoltaと提携し、minoltaが生産を請け負ったLeitz minolta CL(海外販売用はLEICA CL)用の準標準レンズです。
その後、若干の改良が加えられ(主として距離計連動カムの変更)MINOLTAが自社の技術を投入して開発したMINOLTA CLEに搭載されました。
MINOLTA CLEは非常に良く出来た距離計連動式絞り優先式AEカメラだったのですが、露出計さえ搭載できず(かなり大柄なLEICA M5はありましたけど、大きく重過ぎて不評でした。)ピント合わせ以外は、全てをカメラマンの感にゆだねるカメラしかない当時のM型LEICAの牙城を崩してしまうと判断され、Ernst Leitz社からの承諾が得られず、世界販売出来ず日本国内販売のみに終わった悲運のカメラです。

MINOLTAのファンとしては1台は手に入れたいと長年願い続け、数年前にそこそこ状態の好い物を手に入れました。
最も、その後デジタルカメラを主用する様になってしまっていましたので、ほとんど撮影にも使っていないし、フィルムも入れっぱなしになったままで防湿庫に眠っていますが…(汗)。

さて、昨年末来オールドレンズの魅力に目覚め、レンズごとの魅力を再発見している次第なのですが、そんな中、旧Contaxマウントのロシア製レンズJupiter12 35mm F2.8を手に入れ使い始めました。
その描写にすっかり魅了されてしまったのですが、このレンズは旧Contax(戦前から続く距離計連動式カメラ)マウントであり、他の多くのカメラマウントと異なり、取り付け取り外しの回転方向が逆の為、どうにも使い勝手が悪い上、購入した個体のマウントへの噛み合わせが悪く、一度レンズが外れて落下させるというトラブルもあり、その対策をどうしようかと考えていました。

考えついたのが、Jupiter12レンズの旧Contaxマウントを一度LEICA Mマウントのアダプターに変更した上で、LEICA Mマウント→SONY Eマウントへのヘリコイド付き変換アダプターに取り付けると言うものです。
そうすれば、あの無粋でやっかいな旧Contaxマウントの呪縛から解放されますし、少なくとも操作ミスによる事故は減らせます。
また、世に溢れているライカマウントで揃える事で、マウントアダプターも減らせるだろうとのもくろみもありました。
探したところ、旧Contaxマウント→LEICA Mマウントアダプターは無かったのですが、旧Nikon Sマウント→LEICA Mマウントアダプターが発売されている事を発見。
旧Contaxマウントと旧Nikon Sマウントはどちらも距離計連動式カメラ用のマウントで、マウントの作りは同じ。
フランジバックがコンマ数ミリ、微妙に異なるのですが、共用は可能です。
そこで、このマウントアダプターを入手して、一応無限遠も出る事を確認した上で組み合わせました。
(最終的に取り外さないであろうから、外れ事故防止の為にエポキシ系接着剤で固定してあります。)

お次はLEICA Mマウント→SONY Eマウントへのヘリコイド付き変換アダプター。
これを介してようやく無事にSONY α7へ取り付け出来ました。

しばらくして、折角Mマウントが着いたんだから、まだ一度もフィルムの仕上がりも見ていなかったM-ROKKOR 40mm F2を試してみるかと初めてレンズ交換してみました。

この点、SONY α7シリーズはその点本当に良いカメラだと思います。
何しろ、レンズの性能をカメラで直接確認出来る訳ですから。

従来のカメラでは予め写真の出来上がりの予想は無理でした。
例えば二眼レフカメラの場合にはフォーカス、ピント合わせ用のレンズと撮像レンズそのものが異なりますし、距離計連動式カメラではレンズの画角は判ったとしても画像の仕上がり具合までは判りません。
一眼レフカメラでは一応撮像レンズそのものの光や画角は確認出来ますが、ファインダースクリーンの出来に影響されて、ボケ具合や仕上がりの具合は微妙に異なってしまいます。

ミラーレスカメラの場合、仕上がり写真の像そのものをファインダーもしくは背面液晶パネルにてモニター出来るのが素晴らしく便利で、一度経験すると、古いシステムには戻れなくなってしまいます。それに、拡大表示も可能なので、ピントの合わせ難いオールドレンズには最適なカメラだと思います。
問題なのは電池の持ちくらいなもの…

横道にそれましたが、マウントに取り付けてM-ROKKOR 40mm F2を覗いた当初、Jupiter12 35mm F2.8のシャープさに比べ、さほど優位性を感じはしませんでした。

むしろピントの芯も含め、柔らかい描写なので、絞り開放だと、どこにピントが合っているのか判らないほど。

ところが、このレンズを取り付けたままにしていて、料理の写真を撮ろうとした際に、何ともおいしそうに見えるのです。

「何だ? これ?」

面白くなって、評判の好いCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8や、お気に入りのJupiter12 35mm F2.8等と撮り比べてみたのですが、僕にはM-ROKKOR 40mm F2の方が魅力的に見えます。

もちろんヘリコイド付きマウントアダプターのおかげで、通常よりも思いっきり寄れるからではあるのですが…
Jupiter12 35mm F2.8もそうなのですが、距離計連動式カメラのレンズの場合、パララックス(視野補正)の関係もあって、一眼レフカメラ用のレンズの様に寄れないものなのですが、ヘリコイド付きマウントアダプターを介すれば、随分と近接撮影が可能になります。

Jupiter12 35mm F2.8もヘリコイド付きマウントアダプターを介して近接撮影をすれば、元から評判の高いマクロ性能を持つ同じ焦点距離の一眼レフ用レンズのCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8ほどではないものの、充分に寄れます。

その条件で撮影した場合、Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8並み、或いはそれ以上にJupiter12 35mm F2.8は料理をおいしそうに見せてくれるのですが、M-ROKKOR 40mm F2はそれ以上な気がします。
料理が艶やかに見えて、柔らかいベールに包まれた様なボケ味のおかげで、何とも食欲をそそる雰囲気を作り出してくれます。

従来とは異なるやや邪道な使い方ながら、M-ROKKOR 40mm F2の新たな魅力を感じているこの頃です。

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SONY α7にM-Eヘリコイドつきマウントアダプターを装備してMINOLTA M-ROKKOR 40mm F2を装着したところ

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以前Jupiter12 35mm F2.8用に購入したけど、画面がケられたのでM-ROKKOR用にしたレンズフードを装着してます。

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LEICA Mマウント CLE用はLEICA CLと異なり、Mシリーズの距離計に連動する様に改良されています。
ミラーレスカメラだと必要ありませんが…

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美味しい料理の数々ではあるのですが、何だか、それ以上に美味しく見える気がしています。
柔らかい表現がそう見せるのでしょうか…

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素敵なレンズに乾杯!!
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その後、若干の改良が加えられ(主として距離計連動カムの変更)MINOLTAが自社の技術を投入して開発したMINOLTA CLEに搭載されました。
MINOLTA CLEは非常に良く出来た距離計連動式絞り優先式AEカメラだったのですが、露出計さえ搭載できず(かなり大柄なLEICA M5はありましたけど、大きく重過ぎて不評でした。)ピント合わせ以外は、全てをカメラマンの感にゆだねるカメラしかない当時のM型LEICAの牙城を崩してしまうと判断され、Ernst Leitz社からの承諾が得られず、世界販売出来ず日本国内販売のみに終わった悲運のカメラです。

MINOLTAのファンとしては1台は手に入れたいと長年願い続け、数年前にそこそこ状態の好い物を手に入れました。
最も、その後デジタルカメラを主用する様になってしまっていましたので、ほとんど撮影にも使っていないし、フィルムも入れっぱなしになったままで防湿庫に眠っていますが…(汗)。

さて、昨年末来オールドレンズの魅力に目覚め、レンズごとの魅力を再発見している次第なのですが、そんな中、旧Contaxマウントのロシア製レンズJupiter12 35mm F2.8を手に入れ使い始めました。
その描写にすっかり魅了されてしまったのですが、このレンズは旧Contax(戦前から続く距離計連動式カメラ)マウントであり、他の多くのカメラマウントと異なり、取り付け取り外しの回転方向が逆の為、どうにも使い勝手が悪い上、購入した個体のマウントへの噛み合わせが悪く、一度レンズが外れて落下させるというトラブルもあり、その対策をどうしようかと考えていました。

考えついたのが、Jupiter12レンズの旧Contaxマウントを一度LEICA Mマウントのアダプターに変更した上で、LEICA Mマウント→SONY Eマウントへのヘリコイド付き変換アダプターに取り付けると言うものです。
そうすれば、あの無粋でやっかいな旧Contaxマウントの呪縛から解放されますし、少なくとも操作ミスによる事故は減らせます。
また、世に溢れているライカマウントで揃える事で、マウントアダプターも減らせるだろうとのもくろみもありました。
探したところ、旧Contaxマウント→LEICA Mマウントアダプターは無かったのですが、旧Nikon Sマウント→LEICA Mマウントアダプターが発売されている事を発見。
旧Contaxマウントと旧Nikon Sマウントはどちらも距離計連動式カメラ用のマウントで、マウントの作りは同じ。
フランジバックがコンマ数ミリ、微妙に異なるのですが、共用は可能です。
そこで、このマウントアダプターを入手して、一応無限遠も出る事を確認した上で組み合わせました。
(最終的に取り外さないであろうから、外れ事故防止の為にエポキシ系接着剤で固定してあります。)

お次はLEICA Mマウント→SONY Eマウントへのヘリコイド付き変換アダプター。
これを介してようやく無事にSONY α7へ取り付け出来ました。

しばらくして、折角Mマウントが着いたんだから、まだ一度もフィルムの仕上がりも見ていなかったM-ROKKOR 40mm F2を試してみるかと初めてレンズ交換してみました。

この点、SONY α7シリーズはその点本当に良いカメラだと思います。
何しろ、レンズの性能をカメラで直接確認出来る訳ですから。

従来のカメラでは予め写真の出来上がりの予想は無理でした。
例えば二眼レフカメラの場合にはフォーカス、ピント合わせ用のレンズと撮像レンズそのものが異なりますし、距離計連動式カメラではレンズの画角は判ったとしても画像の仕上がり具合までは判りません。
一眼レフカメラでは一応撮像レンズそのものの光や画角は確認出来ますが、ファインダースクリーンの出来に影響されて、ボケ具合や仕上がりの具合は微妙に異なってしまいます。

ミラーレスカメラの場合、仕上がり写真の像そのものをファインダーもしくは背面液晶パネルにてモニター出来るのが素晴らしく便利で、一度経験すると、古いシステムには戻れなくなってしまいます。それに、拡大表示も可能なので、ピントの合わせ難いオールドレンズには最適なカメラだと思います。
問題なのは電池の持ちくらいなもの…

横道にそれましたが、マウントに取り付けてM-ROKKOR 40mm F2を覗いた当初、Jupiter12 35mm F2.8のシャープさに比べ、さほど優位性を感じはしませんでした。

むしろピントの芯も含め、柔らかい描写なので、絞り開放だと、どこにピントが合っているのか判らないほど。

ところが、このレンズを取り付けたままにしていて、料理の写真を撮ろうとした際に、何ともおいしそうに見えるのです。

「何だ? これ?」

面白くなって、評判の好いCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8や、お気に入りのJupiter12 35mm F2.8等と撮り比べてみたのですが、僕にはM-ROKKOR 40mm F2の方が魅力的に見えます。

もちろんヘリコイド付きマウントアダプターのおかげで、通常よりも思いっきり寄れるからではあるのですが…
Jupiter12 35mm F2.8もそうなのですが、距離計連動式カメラのレンズの場合、パララックス(視野補正)の関係もあって、一眼レフカメラ用のレンズの様に寄れないものなのですが、ヘリコイド付きマウントアダプターを介すれば、随分と近接撮影が可能になります。

Jupiter12 35mm F2.8もヘリコイド付きマウントアダプターを介して近接撮影をすれば、元から評判の高いマクロ性能を持つ同じ焦点距離の一眼レフ用レンズのCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8ほどではないものの、充分に寄れます。

その条件で撮影した場合、Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8並み、或いはそれ以上にJupiter12 35mm F2.8は料理をおいしそうに見せてくれるのですが、M-ROKKOR 40mm F2はそれ以上な気がします。
料理が艶やかに見えて、柔らかいベールに包まれた様なボケ味のおかげで、何とも食欲をそそる雰囲気を作り出してくれます。

従来とは異なるやや邪道な使い方ながら、M-ROKKOR 40mm F2の新たな魅力を感じているこの頃です。

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SONY α7にM-Eヘリコイドつきマウントアダプターを装備してMINOLTA M-ROKKOR 40mm F2を装着したところ

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以前Jupiter12 35mm F2.8用に購入したけど、画面がケられたのでM-ROKKOR用にしたレンズフードを装着してます。

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LEICA Mマウント CLE用はLEICA CLと異なり、Mシリーズの距離計に連動する様に改良されています。
ミラーレスカメラだと必要ありませんが…

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美味しい料理の数々ではあるのですが、何だか、それ以上に美味しく見える気がしています。
柔らかい表現がそう見せるのでしょうか…

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素敵なレンズに乾杯!!
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【2018/01/25 12:04】 | オールドレンズ
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